心霊スポット紹介第5弾。
ここでは全国各地に点在する心霊スポット情報を書き込んでいく
ここの情報を見て行って見たいと思ったあなた……
それは全て自己責任となる、行く前によく考えてからにしよう
万が一心霊スポットで何か霊的な障害が起こったりDQNに襲われたりしても当方は一切の責任は負わないものとする。
常紋トンネル
今回で5回目となる心霊スポット紹介…
全国にはまだまだ無数の心霊スポットが存在している。
さて今回ご紹介するのはここも有名であろう
数あるトンネルの心霊スポットの中で1、2を争う最恐トンネルと恐れられている北海道に現存し今も現役で使われている常紋トンネルである
北海道旅客鉄道の石北本線、常紋峠にある
開通は1914年(大正3年)全長507mの鉄道トンネルだ、ここはタコ部屋労働で建設された事でも有名だ。
タコ部屋労働とは?
一見聞くとタコがたくさん泳いでいる部屋のような事を想像するだろう…だが実際はそんな物ではない
あまりにも酷い非人道的で過酷な肉体労働の事である。
使役された労働者はタコ、監禁した部屋をタコ部屋と呼んでいたのだ
何故タコ部屋と呼ばれるようになったかは諸説あるが定かではない
朝早くから夜遅くまで1日15時間の肉体労働をさせられ
休みはなく食事も立ったままでさせられていたとか…
劣悪な労働環境から脱走する人も大勢いたが、中には脱走に失敗する者もいた
捕らえられた脱走者は見せしめとして凄惨なリンチを受け無惨に殺された
たくさんの人の命が失われたと言う。
そもそも何故この過酷なタコ部屋労働に人が集まってたのだろうか?不思議に思わないかな?
実は道路や鉄道建設に労働力が不足して刑務所などの受刑者が建設に従事させられていたのだ
つまりタコ部屋労働者は受刑者である
中には斡旋業者に騙されて全国から連れて来られるケースも少なくなかったようだが
人柱の噂
まず人柱(ひとばしら)とは何か分からない方に説明をしよう
人柱とは簡単に言うと人間を生贄として神に捧げる人身御供(ひとみごくう)のようなものである
昔は大きな建造物を作る時などにこの人柱が使われていた所もある。
人柱を捧げた建物は魂が宿り、人柱のない建物より強固になり壊れ難くなるそうだ
選ばれて人柱となる者もいたが
今回のタコ部屋労働のように過酷な労働で亡くなった人達や事故で生き埋めになった人達をそのまま人柱とするケースもある
ここ常紋トンネルはその人柱の噂があった
やはり地元の人達には、ここがタコ部屋労働で建設されたと言う事実は語り継がれていて
さらにトンネル内や周辺では度々怪奇現象が目撃されたりしていたのだ
タコ部屋労働者達は重労働に加え栄養不足にも陥り、さらには虐待などで死ぬ人は絶えなかった
中には賃金を払いたくないと言う理由で殺された労働者もいると言う…
亡くなった犠牲者達はそのまま放置されたり、建設現場の近くに適当に葬られたりしていたのだ
山菜取りに来た近隣の住民が、人間の手や足の骨を見つけたと言う話もある
こう言った話などが伝わっていれば…人柱の噂が一つや二つ立つのは納得である
噂は本当だった
1968年(昭和43年)に十勝沖地震が起きる。
この地震で常紋トンネルの壁が損傷したのだ
1970年(昭和45年)に常紋トンネル改修工事が行われた、古い壁面を剥がし全面的に改修する大規模な工事であった
その拡張工事の際にレンガ壁の中から頭部に損傷のある立ったままの人骨が発見されたのだ。
そして人骨はこれだけではなく、工事を進める中で次々と埋められていた骨が出てきたと言うのだ
その数は500体以上とも言われている
なんと!人柱の噂は本当だったのである
この常紋トンネルに関する心霊体験談や噂はもちろん多い
・トンネルに入ると頭から血を流した男が立っている
・列車の乗客がトンネル内で苦しそうなうめき声を聞く
・蒸気機関車の撮影をしようとしたら労働者風の男の人が悲しい顔をしてこちらを見ていた
…などなどである。
それでも行きたいなら……
全国にはたくさんのトンネルの心霊スポットがある
そこでの話はいろいろな噂に尾びれ背びれが付いて拡張されて行ったものが殆どであろう
だが常紋トンネルはそれとは別次元だ
何故なら本当に数百体とも言われる人骨が埋められていたトンネルなのだから
このようなトンネルが他にあるだろうか?
まさにこの常紋トンネルは最恐トンネルに相応しいトンネルなのだ
ここには決して遊び半分な気持ちで行ってはならないだろう
非人道な過酷労働で亡くなった人達の怨念はそれは凄まじいものだ
それに山の中なのでヒグマも良く現れるそうである、これは幽霊よりも怖いので非常に危険だ
下手をするとあなた自身人柱になりかねない
常紋トンネルの近くには慰霊碑が建てられている
もし訪れる事があるのなら冥福を祈ってあげて欲しい
北海道 紋別郡遠軽町生田原八重
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